ro_top

トップページに戻る

ロロッロ!

作品紹介

来歴

のりお先生の3作目の連載作。ジャンルは日常系コメディ。タイトルは「ロボット」を舌足らずに表現したもの1)
2016年9月からの短期集中連載を経て、週刊少年チャンピオン誌上にて2017年10月~2020年5月まで連載された2)。単行本は1~7巻が刊行されている。2年半にわたる週刊連載の間一度も休載することなく完走しており、そのことはのりお先生にとってもひとつの目標であったようだ3)。また本作からはデジタル作画に移行しており、アシスタントも活用するようになった4)

あらすじ

キャッチフレーズは「ハートフルすぐ脱ぐロボコメ」。
引っ込み思案で友達が出来ない中学1年生の少女・森繁ちとせは、自分の友達としてちとせの父親が作ったというロボット少女・炉端イチカと出会う。イチカや変わり者揃いの美術部員たちと過ごすちょっとおかしな学校生活を通して、ちとせは友達を作ることが出来るのだろうか? 時にホロリ、時にポロリ。基本すぐ脱ぐ、たま~にハートフルな物語が始まる。

作風・特徴

1話完結だが前後の繋がりもあるタイプのショートコメディ。これまでの作品からは一転、架空の街の中学校を舞台としており、女子中学生の日常を描きながら、ロボットの女の子が登場するなど現実の枠組みに縛られないフリーダムな雰囲気のコメディ作品となっている。 この作品の特徴的な点として、とにかく脱衣率が高いことに触れないわけにはいくまい5)。登場人物が中学生になったことで小学生では出来なかった描写が解放され6)、のりお先生のお下品方面での嗜好が全開となった作品という感もあり。コメディとしてはロボットであるイチカを始めとした癖のある脇役キャラたちの常識外れな様や、微妙に噛み合わないやり取りで笑いを誘うというスタンスとなっている。基本的にお馬鹿なノリなので、気楽に肩の力を抜いて楽しめるコメディと言えよう。他作品と比べると腐女子周りの俗っぽいネタや、ネット上でのスラング・流行りネタ等が多く取り上げられているのも特徴のひとつ。またたまにキャッチフレーズで謳われている「ハートフル」なシーンもある。
前作『みつどもえ』とは違い作中での時間は経過していき、ちとせたちは中学1年生から3年生まで進級する。そのこともまた人間関係を通じてちとせが成長していくというこの作品のテーマを描く上で欠かせないものであろう。

コミックス等

コミックスは全巻電子書籍化されており、紙の単行本の内容も裏表紙や背表紙、折り返しの一部を除いておおよそ収録されている。コミックスのおまけは本編のエピソードを補足するような4コマ漫画がほとんどで、他作品に比べると少なめ。また序盤のエピソード(ver.0.1ver.0.5まで)は秋田書店のWeb漫画サイト「マンガクロス」で現在も公開されている。

記事一覧

年表

2016年9月週刊少年チャンピオン44号より、短期集中連載開始。全5話(ver.0.1ver.0.5)で終了。
2017年10月週刊少年チャンピオン45号より、本連載開始。
2018年3月コミックス1巻発売。
 9月コミックス2巻発売。
 12月コミックス3巻発売。
2019年5月コミックス4巻発売。
 10月本連載が100話目に到達。
 11月コミックス5巻発売。
2020年3月コミックス6巻発売。
 5月週刊少年チャンピオン23号にて、最終話掲載。2年半の本連載が終了。
 7月コミックス7巻発売。

外部リンク


2)
2018年4月より『僕の心のヤバイやつ』の連載がスタートしており、2年近く週刊+隔週の2作を平行連載していたことになる。
4)
前作『みつどもえ』は全てのりお先生ひとりの手によるアナログ作画であり、アシスタントもいなかった。
5)
舞台が美術部になったのはのりお先生の学生時代も踏まえてのことだろうが、脱衣のシチュエーションを作りやすいことも一因として考えられる。
6)
コミスペ!のインタビュー記事(2019.05.08)でも「下ネタは知識があるからこそ恥ずかしくなる。脱ぐのも中学生ならギリギリ許されるのでは?」という主旨のことが語られている。